2020年4月、緊急事態宣言が発令された。
ところで手洗いを励行していたらマイハンドがえらく老けてしまった。
ガッサガサで指が太く短く、ババアみがすごい。
手だけを見たら実年齢+20歳くらいに見えそうだ。
指が太くて短いのは元々で手洗いは関係ない。
かわいそうに…と思い、ハンドクリームを塗りたくってあげた。手とか首って年齢出ますよね。まぁ顔面も日々ちゃんと老けていってるのでバランスは取れていますけど。
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『介護クエスト』と銘打ったのに嫁(近距離別居)の私は介護らしいことは全くしていない。
それどころか日に日に新型コロナの恐怖が増していっているので、会いに行くのも控えている。
正直なところ毎日顔を出すのも少し負担ではあったので、感染が不安だからという大義名分に甘んじている。
メモ
・退院後2週間は、毎日訪問看護師さんが来てくれた。
・酸素は基本2リットル、2.5のときも。

訪問看護師さんが週に2~3日は来てくださるので本当にありがたい。
月に2回ほどお医者さんの診察も。
訪問時間はだいたい1時間弱くらい。
体調を見て身体を拭いたり足湯をしたり爪を切ってもらったりした。薬の整理などもしてくださった。
リハビリの先生も週に1度くらい来てくださるが、疲れてしまうのでやはりあまり体は動かせない。
お風呂にもなかなか入れないし、髪も洗えない。
ベッドからトイレまでは20~30歩くらいの距離だが、基本ポータブルトイレを使用している。
排泄をするだけで苦しくなってしまうらしい。
これをベッドの横に置いています。
介護における『キーパーソン』
「介護の中心となる人」をキーパーソンと呼ぶ。
被介護者に、2~3人、あるいはそれ以上の親族がいる場合、日々の介護を主に担ったり、介護方針などを決定する『キーパーソン』がいると良いと言われています。
介護はケアマネージャーさんや介護師さん、病院や施設のお世話になりますが、身内が何かと確認したり書類に記入したりしなければなりません。
その時に「この人」と決まっていて、被介護者と親族みんなとしっかり意思疎通・連携が取れていること、いつでも連絡が取れることが望ましいです。
でもこれってすごく重たいですよ。
色々なケースはあれどキーパーソンは必ず「なんで自分だけがこんなに負担を…」と思ってしまうはずです。
いま日々のお世話は義父がしてくれています。
もともと義父母は気が強くケンカばかりしていましたが、なんとか頑張ってくれています。
私も義父も義母もいつも「ありがとうね」と言い合えているので、まぁまぁ良い関係だと思います。
もしも私がもっと献身的でよく出来た嫁であったら、きっと私が同居してキーパーソンとなり、義母のお世話も身の回りの家事も何もかもしていたことでしょう。
だけど、そうしなくて良かった、と思っています。
老齢となった時、誰しも「子どもや若い人に迷惑をかけたくない」と考えるはずなので。
仕事や子育てや生活を、介護のために犠牲にしてはいけないと思う。お互いのために。
だから無理しないようにしよう。
いつも出来るだけ優しい言葉をかけられるように。
と言うのは簡単だけれど、それが中々難しい。
育児と一緒だ。逃げ場がないこと、自分が人ひとりを支えなければいけないという重みが何よりつらい。
でもそんなのやっぱりダメだと思う。
育児や介護や仕事で疲弊して鬱になる人がいなくなればいい。みんな適当に生きよう。
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